マイケル・ジャクソン新譜XSCAPE発売!①アルバム発売に寄せて | スイングしなけりゃ意味がない!

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東京っ子の独身フォティ。
マイケル・ジャクソンとクインシー・ジョーンズを
こよなく愛しております。
海外物流街道にずっと携われている幸せ者です。
映画と絵本も好き。
週末ランナーでもあります。

5月は一度もブログをアップしないまま、6月梅雨入りしてしまいました。

カタをつけなくてはならない案件やあれやこれやで、風のように5月は
通り過ぎてしまったわけですが。

あれやこれやのうちの1つは、マイケル・ジャクソンの新譜XSCAPE
(エスケイプ、と読みます)が、
輸入版は5月14日に、国内版は5月21日に発売されたことです。
正式には、輸入版は日本時間では5月13日、アメリカ時間で5月14日ですね。

日にちがずれているのは、国内版向けのマスターテープやアートワークの
到着が遅れたから、だそうです。
言ってくれれば私が運んであげたのに・・・!

XSCAPEデラックスXSCAPEデラックス
え?亡くなったのに新譜?って感じですよね。

正直、私もこのニュースを知った時にはかなり否定的でした。
「墓あばき」「金儲け」「死者に鞭打つ」
と言う言葉がぐるぐると頭の中を駆け巡りました。

実際、正直言えば、マイケルの死後早い段階で発売された新譜「MICHAEL」は
私にはいまいちだった。
楽曲はいいんですよ。
でも、熱風が感じられなかった。

マイケル・ジャクソンと言う人は1つのアルバムを作成するのに、大量に試作を作ります。
なので、とりあえず作ったけど、今回のコンセプトには合わないから外す、なんていう
未発表の音源が大量にあるのです。
現在、その音源はマイケル・ジャクソン・エステートが管理しています。

で、死後発売された「MICHAEL」は、とりあえず未発表音源の中から、
話題性の高いもの、手っとり早く完成度の高いものを
寄せ集めて作った、という印象がいなめず。
実際、生前彼と一緒にアルバム作成した愛弟子、ロドニー・ジャーキンズの名前もなく。
「それなりにはいいけど、繰り返し聴く気にはなれない」アルバムだったのです、私的には。

今回もまたしても「どうせ未発表音源の羅列だろうな」と、テンションは大変低く、
ちっとも盛り上がる気にはなれないでいました。

あちこちで発売記念イベントが行われるという情報を手にしても、
「ねえ、いいの?本当にいいの?」という感じ。
すみませんが、皆さんが盛り上がられるのは構いませんが
私は一人、過去作品をしっとり聴いていますんで・・・と。

が、古くからのマイケルファンであり、私がマイケルの深みにはまるきっかけとなった
イベントの影の仕掛け人が、このアルバムから先行でSONYのCMソングに起用された
SLAVE TO THE RHYTHMをヘビロテで聴いている!と、大層嬉しそうに話してくれたのです。
(YOU TUBEを貼り付けようと思ったのですが、なんかうまくはまらないのですよ。
編集画面がアップロードされてからいまいち操作がうまくゆかず。)
http://www.youtube.com/watch?v=VZ9HkICDuOI

古くからのファンが、こんなに素直に喜んでいるのなら、
もう少し様子を見てもいいのかもしれない・・・

そんな風に思い始めました。

結果としては、大変素晴らしい作品となっていて、「ホッとした」ところです。

本アルバムの総合プロデューサーであるLAリードが、
エピックソニーの会長に就任して、まず最初に取り組んだ仕事は、
マイケル・ジャクソン・エステートに電話をすること、だったそうです。
そろそろ、彼の作品を出す時期が来た、とひらめくものがあり。
そしてそれは、マイケルと生前組んで仕事をした愛弟子たちも同じ
だったようです。
プロデューサーのロドニー・ジャーキンズの名前もクレジットされています。
他にも、ティンバランドやスターゲート、ジェローム・ハーモンら
「小さいころからマイケル大好き」でかなり強い影響を受けた一流どころが
名前をつらねています。

LAリードのこだわりとしては、やはり否定的なファンの意見も分かるし、
マイケルが出したくない、気に入ってない作品を出すつもりはなかったということ。
あくまでも、マイケルが最初から最後まで、繰り返し何度もテイクを取っている
本当に気に入って近々出そうと思っていた楽曲のみを、現代風にアレンジして
発表したかったとのこと。

その成果が、熱意が、リスペクトの気持ちがいかんなく発揮された本アルバムの
セットリストは以下の通りです。

01. Love Never Felt So Good
02. Chicago
03. Loving You
04. A Place With No Name
05. Slave To The Rhythm
06. Do You Know Where Your Children Are
07. Blue Gangsta
08. Xscape